OB3D:360度画像を用いた3次元復元のための評価用データセットに関する検討
伊藤 慎太郎 (東北大学), 高間 夏暉 (東北大学), 渡辺 俊貴 (東北大学), 伊藤 康一 (東北大学), Hwann-Tzong Chen (台湾国立清華大学), 青木 孝文 (東北大学)
画像の認識・理解シンポジウム, pp. 1--4, July 2025.
Abstract
画像を用いた 3 次元復元のためのデータの取得方法として,一度の撮影で全周囲を画像化可能な 360 度カメラが注目されている.少ない画像枚数でシーン全体を撮影できるため,360 度画像からの高精度な 3 次元復元ができれば高精度かつ撮影コストの低い 3 次元復元を実現することができる.これまでに,コンピュータビジョン分野のさまざまなタスクにおいて 360 度画像データセットが作成されているが,3 次元復元を目的としたデータセットはない.360 度画像からの 3 次元復元手法の開発のためには,360 度画像,カメラパラメータ,デプスや法線などの幾何的な情報を含むデータセットと,それに対する性能評価プロトコルが必要不可欠である.本稿では,360 度画像を用いた 3 次元復元のための Omnidirectional Blender 3D (OB3D) データセットを構築する.OB3D は,多視点の 360 度画像と各視点に対応したカメラパラメータおよびデプスや法線などの幾何的な情報を含むデータセットである.性能評価実験を通して,OB3D が 360 度画像からの 3 次元復元に有用であることを示す.