東北大学 大学院情報科学研究科 情報基礎科学専攻 計算機構論分野
(東北大学 工学部 電気情報物理工学科 情報工学コース)
青木・伊藤(康)研究室

多視点ステレオと画像意味情報を用いた点群セグメンテーションの高精度化

齋藤 輝   (東北大学),  伊藤 慎太郎   (東北大学),  伊藤 康一   (東北大学),  青木 孝文   (東北大学)

映像情報メディア学会メディア工学研究会サマーセミナー, pp. 55--58, August 2026.

Graphical Abstract
Abstract

LiDAR などの専用デバイスを必要としない多視点ステレオ (Multi-View Stereo: MVS) は,低コストな 3 次元復元手法として研究開発が進んでいる.一方,MVS で復元された 3 次元点群を入力とするセグメンテーションでは,局所的な形状変化の乏しい物体や,幾何学的に類似した物体を正しく識別することが困難である.この課題を解決するためには,点群の空間情報に加えて,画像が持つ豊富な意味情報を相補的に活用することが有効である.そこで本稿では,MVS で復元された 3 次元点群に対し,画像セグメンテーションから得られる画素単位の意味情報を統合することで,点群セマンティックセグメンテーションを高精度化する手法を提案する.公開データセットを用いた性能評価実験を通して,提案手法が類似物体間の誤識別を抑制し,高精度な環境認識を実現できることを示す.