眼科検査では,網膜構造を変化させる眼疾患を診断するために,眼底3 次元画像(OCT 画像)が用いられる.網膜構造を定量的に評価するためには,OCT 画像から網膜層を高精度に検出する必要がある.従来手法では,網膜層セグメンテーションを直線検出に帰着させるためにOCT 画像を平坦化する必要がある.平坦化に失敗したり,そもそも平坦化できなかったりすると網膜層セグメンテーションを行うことができない.これに対して,本稿では,1D+2D U-Net を用いた網膜層セグメンテーション手法を提案する.提案手法は,網膜構造に依存しないため,平坦化を行う必要がない.公開データセットを用いた性能評価実験を通して,提案手法の有効性を示す.